歌ってみた動画を投稿されている方の中には、他の歌い手さんと一緒に同じ歌を歌う『コラボ(複数人歌唱)』をされたことがある方も多いのではないでしょうか。
そのコラボ動画、本当に満足のいく仕上がりになっていますか?
「なんだかバラバラで統一感がない…」 「録り直しになってしまった…」 「MIX師さんに迷惑をかけてしまった…」
そんな苦い経験をお持ちの方も少なくないと思います。
一人で歌う歌ってみたの情報はネット上にたくさんありますが、コラボについては『ほっっっっとんど情報がない!!』というのが現状です。
実は、コラボ歌ってみたで最も大切なのは高度な歌唱技術ではありません。
もちろん技術的なポイントも重要ですが、それ以上に「コラボ相手との協力とコミュニケーション」が成功の鍵を握っています。
今回はせっかく頑張って録音したデータが無駄にならないよう、失敗しない『コラボ』の方法をお伝えしていきます!
今回お伝えする内容は、かなりレベルの高い内容です。
歌い慣れている方でないと難しいかもしれませんが、「こういう視点を意識して録音するといいのね~」ぐらいの気持ちでご覧ください^^
Contents
失敗しない歌い方・録音状態

良い状態のデータは以下の特徴があります。
良い状態のコラボ歌唱データ
- 歌い方を合わせる(全員が主張しすぎない)
- メロディー・リズムを合わせている
- ロングトーンを合わせている
- すべてのトラックの頭出しができている(音声データとカラオケ音源の位置を合わせている)
さて、もうお気づきかと思いますが【合わせる】ということがポイントです。
つまり、全体がまとまっているということです!
もちろん完全に合わせるなんてことは現実的ではないのでシビアに考える必要はありませんが、MIXで修正できることも限られています。
参考記事
MIXで対応できることについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
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【歌ってみたMIX】完成音源が届いたときのチェック項目と修正依頼の伝え方
2025/9/27
修正できる範囲であればコラボ歌唱も綺麗にMIXすることができますので、この記事に書かれている注意点を意識してやれば『まとまりのない歌ってみたコラボになってしまった…!』とはなりません!
順番に解説していきたいと思います。
①歌い方を合わせる(全員が主張しすぎない)
全員で歌うところは皆と合わせるように歌うなど、誰か一人だけが目立つような歌い方をせず、まとまりのある状態です。
コラボをする上では、最も大事なポイントです。
ボーカルユニットやアイドルグループなどが歌っている姿を想像してみると分かりやすいと思います。
『メンバーが一斉に歌っている部分』に注目して聴いてください。
「めっちゃ上手だな~、聞き心地いいな~」と感じますよね!(おこがましい発言をお許しください…)
何の違和感もなく聞けるのは、個々の歌唱力ももちろんありますが、メンバーそれぞれが『乱れないように(調和を意識して)』歌っているからというのも大きな理由だと思います。
もし一人だけ癖の強い歌い方をしてしまえば、その人の声だけ浮いてしまいますよね?
一人で歌う場合は「個性を主張して歌う」ことは問題ありませんが、同時に歌うところとなると、各々個性を主張してしまったらぐちゃぐちゃのしっちゃかめっちゃかになってしまいます(笑)
アーティストの方たちはプロなので『調和』を自然にできてしまうのかもしれませんが、歌手を生業としていない方たちも例外ではありません。
誰かと同時に歌う部分は、"息を合わせる"という意識は重要です。
合わせるところは合わせる、個性を主張するところは主張する…という使い分けが大事ですね!
②メロディー・リズムを合わせること
先述した『歌い方を合わせる』と似ていますが、メロディーやリズムがコラボ相手と合っているかということも大事なポイントです。
特にテンポが速い曲や早口になる部分で、歌詞の一文字一文字がコラボ相手と綺麗にバッチリ揃っていると、とても美しくまとまって聞こえます。
また、『そもそもメロディーや歌詞を間違えて覚えている』ということも非常に多いです。
一人だけが違うメロディーや歌詞で歌っていると、音量を小さくして目立たなくしたり、最悪録り直しをしていただくことにもなってしまいます💦
③ロングトーンの長さが揃っている
人数が増えるほどバラけてしまいがちなのが、ロングトーン(音を伸ばすこと)です。
サビ終わりなどでコラボ相手全員とロングトーンの長さが揃って終わると、なんだか綺麗に締まった感じがしてとても気持ちが良いですよね!
ロングトーンと一口に言っても安定性やテクニックなどいろいろな観点がありますが、コラボにおいては特に”長さ”がとても大切です。

画像は二人で同じメロディーを歌っている部分を切り取ったものですが、波形の長さが明らかに違っています(長さ約1小節分)
もしロングトーンの長さがコラボ相手と揃っていないと、まとまりが悪く、綺麗な作品とは言えません。
1人だけ声が長くて伸びてしまっていたら…すごく目立ってしまいますよね。
MIXでもある程度ロングトーンを揃えることは可能ですが、無理やり引き伸ばそうとすると機械の性質上どうしても音の劣化(変質)を引き起こしてしまうので、機械っぽい聞こえ方になってしまいます…
無理やり編集で揃えようとすると、音が変質してしまうんだね…💦
画像のように長さ1小節分もの違いがあったら、長い方をカットして短い方に合わせるしかないです。それでも音質劣化や不自然な感じになることは避けられません。
④ボーカル音源とカラオケ音源が鳴る位置が合っている
これは言い換えると、『頭出し』ができているデータということです。
※ボーカル音源とカラオケ音源の鳴る位置を合わせることを『頭出し』と言います。


画像だと一番下のトラック(赤枠)だけ全体がズレていますよね。
たまたま頭出しが出来ていたという場合もありますが、人それぞれ持っているDAWや機材の設定も異なりますので、「DAWに録音データを読み込んだらトラックの位置がバラバラだった…」というのが稀に起こります。
【最も大切なこと】コラボ相手と互いに協力すること

ここまで技術的な注意点を4つお伝えしてきましたが、実はコラボ歌ってみたで最も重要なのはコラボ相手とのコミュニケーションです。
どんなに歌唱力があっても、どんなに録音技術が優れていても、相手と意思疎通ができていなければ、まとまりのある作品は生まれません。
事前の打ち合わせが成功の鍵ですので、録音を始める前に、以下のことをメンバー全員で話し合っておくことをおすすめします。
- 歌い方の方向性:ストレートに歌うのか、アレンジを加えるのか
- 役割分担:誰がソロパートを歌うか、ハモリはどうするかなど
- 録音の順番:先に録音する人の歌声を参考にできるよう順番を決める
- 音源の共有方法:どのプラットフォームで、誰とやり取りするか
「なんとなく」で始めてしまうと、後々録り直しやクオリティー面で妥協することにもなってしまいますから気をつけないとね…💦
また、これまで“相手に合わせる“ということをお伝えしてきて「完璧に合わせなければ…」と思いがちですが、それがプレッシャーとなって自然な歌声を妨げてしまっては元も子もありません。
大切なのは、お互いを思いやりながら歩み寄る気持ちです。
相手の歌い方に対して批判せず(自分のスタイルを押し付けず)、合わせようという意識を持ちつつもリラックスして録音してください。
そして録音が終わったら、お互いの歌声について建設的なフィードバックを交換しましょう。
「この部分、もう少し優しく歌ってもらえる?」 「ここのロングトーン、私と合わせてもらえるかな?」
このようなやり取りを通じて、より良い作品に仕上げていくことができます。
まとめ
失敗しないコラボ歌ってみたのポイントを改めて整理すると、
- 歌い方を合わせる(全員が主張しすぎない)
- メロディー・リズムを合わせる
- ロングトーンの長さを揃える
- 頭出しを正確に行う
- コラボ相手とのコミュニケーションを大切にする
これらを意識することで、聞き手にとって心地よく、全員が輝けるコラボ作品を作ることができます。
コラボ歌ってみたは、一人では味わえない「誰かと一緒に作り上げる喜び」を感じられる素晴らしい体験です。
時には思うようにいかないこともあるでしょうが、それも含めてコラボの醍醐味です。
完璧な作品を目指しつつも、相手と協力し合い、楽しみながら歌うことが何より大切だと思います。
みんなで一つの作品を作り上げるって、本当に特別なものだよね!
技術的な部分は経験を積めば自然と身についてきますが、一番大切なのは【一緒に良い作品を作ろう】という気持ちです。
ぜひこれらのポイントを参考に、素敵なコラボ歌ってみた動画を制作してくださいね!
皆さんの素敵なコラボ作品を楽しみにしています♪
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